2.なぜローマなのか
未成年はイタリアしか行けない!?
ヨーロッパの他の国は法律で未成年のみでの宿泊が禁止されていて(ハーグ条約)、宿泊場所が確保できていないと入国できない可能性が高い。
イタリアだけはグレーゾーンでホテルによっては親の同意書があれば泊まれる。
でも泊まれるホテルを見つけるのは大変。ホテルの候補は2か月前に見つかったけど、今回予約が確定したのは出発の二週間前だった。16歳の一人旅を手配するのは初めてのケースで詳細確認に時間がかかっていたようだ。未成年だけだったのでいくつかの旅行会社には断られた。幸い対応してくれる会社が見つかってなんとか予約を取ることができた。
行ける国は絞られるけど、未成年で海外に一人で行くことは可能だ。泊まるところの確保が最もネックになる。でも、逆にそこさえクリアできれば一人でも行けるということ。
ローマを選んだ理由
イタリアには沢山面白そうなところがあるけれど、ローマほど歴史が凝縮されている都市はないと思った。調べるほど、街中に遺跡があって、ローマだけでも回り切れないほど充実していることが分かった。調べているうちに美術にも興味が湧いてきた。
多少の危険はあるかもしれないが、それでも行きたいと思った。
必要な準備
自分だけでなく、親もパスポートの取得を求められた。親はパスポートを持っていなかったから急いで申請することになった。
現地で泊まる時にクレジットカードの提示を求められたが、デビットカードを持って行ったので大丈夫だった。デビットカードは16歳でも発行できて、クレジットカードと同等の扱いを受けるので絶対持っていくべき。使い方を国内で練習しておいた。
スマホにgoogle mapのオフラインマップをダウンロードしておいた。オフラインでも現在地と地図が見られるのでとても重宝した。
携帯はドコモで、海外ローミングができるものだったので電話やショートメールが使えた。