なぜたった一人でローマへ行くことになったのか。

そして実際に行ってみて気が付いたこと、大変だったこと、良かったことを高校生の視点から書いています。旅行時期 2023年2月

『続編 オーストラリアへ』を追記しました。旅行時期2023年7月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.注意点

空港編

入国、出国審査は特に問題なし。未成年だから特別な審査があるというわけではない。

預け荷物、機内持ち込みはしっかり分けよう。特に大事なのがお土産などで飲み物を買った時。機内持ち込みは出来ないから持ち物検査の時に飲むか捨てるかしないといけない。書類などは機内持ち込みに入れよう。

公共交通機関編

スリには遭わなかったけど油断は禁物。周りに気を配って、荷物を自分の見えるところに持つことが大切。また、端の車両は空いていることがあるので、混んでいるときは確認するといい。

自動券売機は壊れているものも多い。72時間のフリーパスを買おうとした時も、壊れていると気づくまで時間がかかった。
発券機の使い方は、買いたい切符の横の銀色のボタンを押し、金を入れるだけ。タッチパネルではない。壊れていた機械は金が入っていかなかった。正常な機械は投入口が緑に光っていた。ほかのパターンもあるかも。IMG_0848.JPG

地下鉄の車内放送も壊れていることがあった。全然別のところにある駅名がひたすら流れていた。
壊れている電光掲示板もあった。

バスの刻印機は真ん中のドアの近くにある。
これも壊れていることが多い。切符が入らなかったり、時間がかかって出てきた後ずっと音が出ていたりと様々。

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でも、無賃乗車を疑われないために切符を入れるそぶりを見せた方がいいと思う。

 

移動手段まとめ
ローマの地下鉄はとても便利。A線は3分、B線は5分待てば次の電車が来る。今回の移動はほとんど地下鉄。
バスは主要路線以外は難しい。
時刻表が存在しないからちょっと郊外の路線だといつ来るか全く不明。アッピア旧街道方面のバスは30分待ちだった。
主要路線でも、テルミニ駅からバチカン方面に行く64、40(特急)は分かりやすいが、早朝以外は混んでいて乗れたもんじゃない。でも早朝にバチカンに行きたいときは40を使うといい。ガラガラだった。

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観光地編

18歳以下の特権、割引はうまく使おう。国立の博物館や遺跡は18歳以下は無料になる。パスポートの提示が必要。
だが、カプチン派修道会博物館(骸骨寺)は未成年は大人同伴でないと入れなかった。ほかでそういうところはなかった。

コロッセオ、フォロ・ロマーノは完全予約制のようだった。未成年のチケットは無くて、学生の割引チケット2€+手数料2€で4€取られた。クレジットカードがないといけない。デビットカードで大丈夫。でも本当に金を払わないといけなかったのかは不明。

ここから大事。
国立の施設は第一日曜日は無料になり、コロッセオやフォロ・ロマーノといった観光地には人が押し寄せ、長蛇の列ができる。この日は絶対に避ける。
バチカン博物館は日曜日(最終日曜は無料開放)が閉館なので、サンピエトロ大聖堂は日曜の朝がよい。ほとんど誰もいなかった。土曜日の昼に行ったら行列で入るのを諦めざるを得なかった。

ローマの観光地は曜日や時間帯によって混雑具合が全然違う。混んでいるときは思い切って予定を変更して翌日の早朝に行くのもあり。効率よく観光するには行列回避が最も重要。
計画を立てるときの参考にしてもらえればと思う。


お店編

そんなに悪質な店はなかったように思う。
晩飯を買っていたcoopというスーパーは電子レンジも使えてよかった。でもフォークなどはもらえないから自分で用意するしかない。割引になっていることもあった。

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野菜や果物は量り売り。やり方がよくわからなかった。

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レジはベルトコンベアになっていて面白い。
露店で絵はがきを買ったけど、どの店も一枚0.50€で良心的。
切り売りピザ店やジェラテリアでは言葉が通じなくても指差してほしいものが買える。
お店では「チャオ!」と言って挨拶すればみんな親切。
バチカンで出した手紙は二週間かかったけど届いた。

なお、乗り継ぎ地だったドーハ空港のコンビニでは1999年以前発行の米ドルを断られた。仕方なくデビットカードを使った。すべての店がそうなのかはわからないが、米ドルは2000年以降の紙幣を持っていくといい。

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ここまでいろいろ気づいたことを書いたけど、やっぱり百聞は一見に如かず。
高校生一人が気づいたことだから見落としていることも沢山あると思う。
それに、多少は思っていたのと違うことがあった方が面白い。多すぎるのは困るけど。