番外編 電動アシスト自転車で知床カムイワッカ往復

電動アシスト自転車で知床・カムイワッカを往復した。
目的はズバリ、野生のヒグマを見るため。
これまで車で3回ほど見たことがあるが、今回は地に足をつけて観察したい。

8:00知床自然センター。
ここでクマスプレーが1000円でレンタルできる。

あっという間にヒグマの親子に遭遇

知床五湖から先のダートはマイカー規制中だが、自転車は通行可。

ここから1.4km地点で早くも親子グマに遭遇。
熊鈴を鳴らさず、電動アシスト自転車で静かにゆっくり走ったことが奏功した。

25mくらいの距離で、突然道路にヒグマが出てきた。
こちらに気付いて立ち止まると、立ち上がって警戒している。
すると母グマから数メートル離れた木に子熊がよじ登っている。
慌ててビデオカメラを取り出して撮影。
同時にEnStにはヒグマスプレーをスタンバイしてもらう。

母グマは木の下に陣取り、時折立ち上がって様子を窺っているが、立ち去る様子はない。
子どもを守ろうとする母グマの気持ちが伝わってくる。
ビデオカメラをしまって最短15mほどの距離に近づきつつ、ヒグマの親子の脇を通り過ぎた。

すると小さなクマがもう一匹木の上から降りてきた。
子熊2匹と母グマ1匹。
写真を撮りたい衝動に駆られたが、通過した人間が戻ってくれば、母グマに反撃されるかも知れない。
親子グマの様子を目に焼き付けて、先へ進む。

直後にシャトルバスがもうもうと土煙をあげて走り去った。
どうやらヒグマはすぐに退散してバスには気付かれなかったようだ。

カムイワッカの滝まで約2時間。
工事車両やバスが土埃をあげて往来するので、そのたびに停止する。
最徐行してくれる運転手もいれば、全く速度を落とさない運転手もいる。

一般人通行不可につき登山道に方向転換

カムイワッカの滝の先に硫黄山登山口がある。
その先にはさらにヒグマに遭遇するチャンスがあるはずだが、一般人の通行はここまで。

なになに硫黄採掘跡地までヒグマの出没地帯とのこと。

ヒグマを求めて硫黄山に目的変更。
ヒグマの糞に期待は高まるもヒグマは現れず、新噴火口で引き返す。

自転車のメーターは19.8kmで折り返す。

マイカー規制ゲートの警備員によると、その母グマを狙うオスが我々の通過後に現れたそうだ。
子グマを守るため、母グマはオスから逃げているそうだ。

知床五湖付近の林道(?)

登山口から先に行けず時間が余ったので、知床五湖フィールドハウス近くの林道(?)に入ってみる。

ここはさらにヒグマの糞だらけ。

2.2kmでカムイワッカ林道の途中に出てきた。
両方ともチェーンがしてあるので、バイクの乗り入れは出来ない。

ヒグマは現れなかったが、タマゴタケの輪生が見られた。

帰りの急坂も電動アシストで平地のように進むことが出来た。
自転車のメーターはトータル45km。

さてヒグマのビデオを確認したら、なんと1秒しか映っていなかった。
ビビッたつもりはなかったが、慌てて操作ミスしてしまった。
それでもピンボケながら木の上の黒い物体は確認できたので、これ以上悔まないようにしています。

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