EnStが3か月前に林道デビューしたのが十里木御嶽停車場線(都道201号線)だった。
その時はゲートで引き返したが、あちこち巡って鍛えた今のEnStならゲートの先へ行けるに違いない。
いまだからこそオオカミを祀る武蔵御嶽神社へ
夏の北海道旅行最終日、車にエゾシカが突っ込んで、あわや車が大破するところだった。
幸い運転席の側面に接触し、受け流してお互い大事には至らなかった。
実は以前にも飛び出してきたエゾシカの手前2mで急停止したことがあった。
これがもしバイクだったらと思うとゾッとする。
北海道・本州を問わず、シカをはじめ野生動物が増えすぎているのは、捕食者オオカミを絶滅させてしまったからだ。
高齢化が進む日本社会において、野生動物は完全に手に負えなくなっている。
いまこそオオカミを復活させて生態系を正常化させるべきではないか。
そんなことを考えていたら、武蔵御嶽神社がオオカミを祀っているということを知った。
だったら是非、参拝して大口真神の声を聞きたい。
どうせなら、ケーブルカーを使わず、バイクと自力で参拝したい。
林道御岳線ゲートの先へ
柿平園地を過ぎるとダート開始。

ダート始点から0.5km。
重厚なゲートにカギはかかっていないので自己責任で。
Googleマップでは十里木御嶽停車場線(都道201号線)となっているが、看板には林道御岳線と書かれている。

路肩が崩れている箇所はこの程度かな。

土砂崩れも片付けられて、一番狭い箇所もこの程度かな。

御嶽神社へのバックアップルートとして、案外終点まで整備されているんじゃないか。
という甘い期待は、ゲートから1.8km地点で裏切られた。

ここは頑張って乗り越えたとしても

これを見て完全に委縮。舗装の下がヤバイ。徒歩で行くことにしました。

ガードレールいっぱいの土砂崩れ。

自衛隊のバイク部隊なら行けんじゃないの、とか話しながら歩いていくと、さらに土砂崩れ。

バイクを置いて徒歩10分で林道終点に到達。
ここからは野鳥の密猟禁止のエリア。

注意書きのロープから出てきた。
昔はふもとのバス停3.9kmから歩いて来ていたのか。
ここから御嶽神社まで0.8km。

曇ってこの時期にしては気温も低かったが、とにかく急登で汗だく。
途中、長尾平まで0.4kmで18人も行き違った。思ったより観光地のようです。
0.8kmの看板から30分で武蔵御嶽神社に到着。

精悍なおいぬ様よ。

そして大口真神社。

遠からずオオカミの力を借りねばならない時が来る。

馬や鹿の突進から身を護るため、大口真神の御守を買いました。

標高929mでオオカミ復活を力説していたら、にわかに霧が出てきた。
しかとオオグチマガミーの声を聞いた。

ここは青梅市の御岳山頂上であることを帰宅して知った。
バイクをデポしたのが600m地点のようなので、300mのミニ登山だった。
せっかくなので帰りはロックガーデンに寄り道。神社から下りで20分。

そこから七代の滝へ下りで6分。

暗くてよく撮れなかったが、滑落死亡事故もあったとのこと。

滝からバイクデポ地点までは10分。
今回、ケーブルカーを使わず御嶽神社へバイクで最接近するルートが分かった。
とにかく急登なので汗対策が必要だが、オオカミ復活のために再訪するだろう。
次はライブカメラも確認しつつ、見晴らしのよい時に来たい。