日本未発売!? 困難の末、魅惑のワインレッドGN125に変身

燃料タンク注文から2か月半

中古で購入したGN125Hを動かすと、燃料キャップからプシューッと音がしたのがそもそもの発端。
タンク内で気化したガソリンが漏れる音らしい。確かにガソリンの臭いがする。
ChinaMartを見ると、キャップだけでなく燃料タンクとのセットもある。
色も選べるなら、この際ガラッとイメージチェンジしてしまおう。
タンク、左右サイドカバー、燃料キャップ、燃料コック、サイドカバー用ゴム足が、送料込みで約1万円。

というわけで4月中旬に注文したタンク一式が、上海ロックダウンその他の影響もあって昨日ようやく届いた。
これだけ厳重なダブル梱包ならば輸送中のキズは心配なさそう。

タンク交換は初めてだが、こちらのページを参考にさせて頂いた。
シート後部の12mmボルト2か所、そしてタンデムペルトがある場合はリアキャリア兼用の17mmボルト片側を外す。

シートの12mmボルトを外す。左端に17mmボルト。

シートを外せば、あとはタンクを固定する10mmボルト2か所。

タンクのボルトは10mm

タンクを外す前に燃料コックをOffにしてフューエルホースを外す。

燃料コックOff(水平)、フューエルホースの針金バンドをつまんでずらしてから抜く

新旧タンクを比較してみる。
EnStが形状の違いに気付いた。
これは社外品だったのか!?まあ大丈夫と信じる(しかあるまい)。

ワインレッドなタンクの方が微妙に大きい?

バイク本体に樹脂製の丸いストッパーがあり、そこにタンク前部裏側のガイドを合わせる。

タンク後部にゴム製ベースを挟んでボルトで固定する。

防振ゴムベース

車体とタンクの間の樹脂パーツが衝撃を緩和するようだ。
ところがこのボルトが全然入っていかない。
どうやらタンク前部のガイドが純正品と少しズレている様子。
そこでtachigokeがタンクを全力で前に押し付けている間に、EnStがボルトを回した。
二人掛かりの力技で何とかタンク取付が出来た。

サイドカバー交換

サイドカバーはポッチで止まっているだけなので、ただ引っ張っるだけで外れる。
右サイドにバッテリーやら工具が入っていて、万一のメンテナンス性は高い。

これでGN125Hとお別れ。日本未発売の謎のGN125として生まれ変わる。

魅惑のワインレッドGN125

でもこのワインレッド。まさに魅惑のGN125に変身する。

燃料タンクのSUZUKIエンブレムを取り付けなければ。
ChinaMartで購入した純正パーツだが、左の位置がおかしいことに気付いた。
古いタンクのエンブレムを取り外してもやっぱり同じ。

古いエンブレムで試してみるが…

左右均等ではないSUZUKIエンブレムのネジ穴を、このタンクのネジ穴は考慮していない。
右はいいが…

SUZUKIのエンブレム 右の位置はいいが

左はダメ。ここは諦めるしかない。
まったく中華品質には驚かされる。

SUZUKIのエンブレム 左の位置がおかしいでしょう

ついでに錆取りもできないほど錆びたミラーも交換。
青い粘着シートをそのままにすると、こんな感じに汚らしく劣化するので、新品は剥がした。

生まれ変わるからミラーも新品に交換

ガソリンスタンドで非常事態発生

タンク位置やエンブレムなど中華品質に苦しめられつつも、無事に燃料タンクを交換できた。
だがタンクは空っぽ。
早速ガソリンスタンドまで押して行って、給油。
これで魅惑のGN125がついに自走する。

あまり見ないバイクだけどカッコいいな!?

ところが燃料コックからガソリンが漏れ出すのをEnStが発見。
慌てて店員にドライバーを借りて締めるがまだポタポタと垂れている。

ネジ穴からガソリンが漏れ出している

ネジが緩かったというレベルではない。

ガソリンを垂らしながら急いで帰宅。
タンクを外して、燃料コックのボルトを増し締めしたが、やはり漏れは収まらない。
古いタンクから燃料コックとボルトを外して付け替えたら、漏れは収まった。

古い燃料コックとボルトで漏れは収まった

こんなことってあるのだろうか。
燃料コック自体は純正パーツのラベルが。
違いは古い方はネジ山付きの六角ボルト、新しい方はネジ山付きの皿頭ボルト。
古いパーツがなければどうにもならない非常事態だった。

作業中もガソリンが燃料キャップから浸み出すので、慌てて燃料コックを付け替えたら、新品のタンクを傷付けてしまった。
中華品質と自分たちのスキルの低さに参った。

なにはともあれ、これでワインレッドのGN125に変身。
タンク交換を控えて今まであまり乗っていなかったが、これからは満タン法で燃費を測りつつ、オートバイらしい「音」を楽しんでいきたい。

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