先週、KXL125のアクセルスロットルが突如戻らなくなった。
自分で戻せば戻るけど、放っておくと、どんどん加速していく。
うまいところに合わせると勝手に定速走行になる。
手を放して走行していると、対向するバイクから奇異の視線。
それはそれで面白いけど、やっぱり危ない気がする。
ワイヤーを辿って、スロットルバルブのスプリングに注油してみたけど全く効果なし。
検索すると原因はいろいろ考えられるようだが、一番簡単な「スロットルが固着している」ケースを想定して、初めてアクセルスイッチボックスを開けてみた。
ネジ2本を外す。元に戻すときは、位置決めの穴に注意。
アクセルワイヤーを外すのも初めて。
ワイヤーの先の玉を引っ掛けるのは、ギターの弦と同じ構造。
恐る恐る外すとスロットルがスポッと抜けた。
だがそこに固着らしき状態は見られなかった。
せっかく取り外したのでウェスで拭くと、何だか汚い。
錆びではないようだが、塗料が劣化したような粉体が付いていた。
そこにシリコンスプレーをかけて内側を掃除したスロットルをはめた。
スロットルを回転させてみるとシュルシュルッとコマのように回り続けるではないか。
アクセルワイヤーをはめてスロットルを回して手を離すと、ワイヤーに引っ張られてパチンと元の状態に戻った。直ったようだ。
謎の粉体程度でそこまで動きが渋くなるのか不思議だが、ともあれ直ったので良かった。