手が届く車体価格
バイクは楽しさと実用性を兼ね備えている。
パワー不足や高速道路に乗れないといったデメリットが許せるなら、125ccクラスのコストメリットは大きい。
まず125ccクラスは車体が安い。
中古なら10万を切る場合も多い。
YB125SPがそうだったし、GN125Hも10万を少し超える程度だった。
実用的なカブとかオフ車はあまり安くならないようだ。
タマ数が多い車種なら安く入手できるだろう。
ちなみに125ccの新車は安いと言える価格帯ではなくなっている。
2015年に新車のKLX125をリアキャリア込み31万5千円で購入した。
いま同じ価格帯で購入できる新車は少ないようだ。
ファミリーバイク特約
マイカーの自動車保険に加入しているということが前提ではあるが。
ファミリーバイク特約が50~125ccまで台数を問わずカバーしてくれる。
マイカーの自動車保険に入っている場合、これは決定的だ。
うちの自動車保険に特約を付けると1万5千円ほど高くなるが、何台でも、何人でもカバーしてくれる。
まあ、一人が同時に何台も乗ることは出来ないのだから、当たり前とも言えるが。
とにかくファミリーバイク特約のおかげで125ccなら何台あっても追加コストは殆どかからない。
ファミリーバイク特約がなければ2台目を買うという発想はなかったかも知れない。
これが250ccクラスとなると、年齢にもよるが任意保険は年間数万円のようだ。
さらに400ccクラスだったら、車検がある。
それが一台ごとにかかるのだから大変だ。
tachigoke的には125cc以上は無理。でも125ccなら可能。
移動コスト・環境負荷が低い
車検は不要なので、ランニングコストといえば自賠責、軽自動車税、メンテ費用とガス代ということになる。
自賠責、軽自動車税は125ccの方が安いが、そんなに差はない。
メンテ費用も小さい125ccの方が安く済みそうだ。
ではガス代はどうかというと、車種によるが、直近のKLX125の燃費は47km/Lだった。
直近のD-TRACKER125も45km/L。
ならし運転で上限55km/hを守っていた頃のKLX125は毎回50km/Lを超えていた。
これは一回の満タン給油1000円で300km走れる計算だ。
仮に燃費20km/Lのコンパクトカーならガソリン15Lで、ガス代は倍以上になる。
それだけガス代も環境負荷も少ないということだ。
だから自分の体一つ移動すればよい時は、車よりバイクを使う。
免許取得から一年経てば、パワー不足を実感しつつもタンデムさえ出来る。
アジアでは二ケツどころか三ケツ。125ccでMax四ケツしたこともあります!
こんなありがたい乗物が環境基準のために生産終了とは、悲しい。
可能な限りマイカーの代わりにバイクに乗るだけで十分「環境にやさしい」。
50ccも似た者同士
125cc推しなのは、125ccが自分の条件に最適だっただけ。
自動二輪免許がないけど自由の風に当たりたければ50ccの択一だ。
制約は増えるが、全然出来る。
50ccのカブに荷物満載でツーリングしている人を旅行先で見かけることもある。
ライダーによっては、実に楽しそうで羨ましく見えることもある。
かく言うtachigokeも原付免許を取った頃、カブで御殿場や甲府に「プチツーリング」した。国道でダンプに追い抜かれる時は怖かったけど、「大冒険」の充実感は大きかった。
人間の集中力は一定だから、速ければ見落とすし、遅ければ気付けることもある。
大中小、それぞれの速度に見合った風景が見えて、楽しい。